Press "Enter" to skip to content

ゾウが踏んだ後には

先日何気なく「ゾウが踏んだ後だって草は生える」と言ってしまった。草は強いという気持ちだったが、ゾウ好きの風上に置けない失言だったと深く反省した。
ゾウは群れで移動しながら大量の草木を食べるというイメージがあるため、ゾウが歩いた後には何も残らないと思われがち。
しかし実際にはゾウがいる森はとても豊かな森になる。何故なら・・・未消化の糞に種実が混じり広い場所に蒔かれる・・・高いところの枝を食べるため地面に陽が当たり草が伸びる・・・結果的に森や草原を耕して豊かな土地にすることにつながっている。
身近な菜園でも土壌微生物、虫や鳥、捕食者が捕食される立場になり、やがて土に還ることによって草の栄養になる。どれを人為的に増減してもバランスが崩れる。

だからこそ「持ち込まない」「耕さない」「草や虫を敵としない」自然農はとてもバランスの取れた方法なのだと思う。

Comments are closed.